バジャウ族ってどこにあるの?『世界ナゼそこに?日本人』でも紹介されたバジャウ族への行き方とエピソード

そういえば、今から1年以上前に、バジャウ族へ遊びに行ったことがある。そこでの体験をふと思い出したから、今日はここで書いてみようと思う。

そもそもバジャウ族ってなんじゃらほい?

バジャウ族は、フィリピンを中心に水上生活を送る少数民族です。フィリピンのほかにマレーシア、インドネシアなどでも存在が認められます。彼らは数百年前ほど昔から、漁で生計を立てて暮らしています。長い間魚を獲り生きてきたおかげで、彼らの身体構造は我々のものより海での生活に適したものに進化しているんだとか。

なんと、肺の空気を抜いたまま海底で10分間も活動できるそうです!

やべえ、バジャウまじやべえ。そんな彼らが生活している村の様子がこちら。

まるで夢の国やね。

彼らは生涯のほとんどを水上で暮らすんだって。小さい頃、私たちが公園で遊んだように、バジャウ族の子供たちは水遊びをして幼少期を過ごすのです。

彼らに国籍はなく、それ故に陸に住む人々には敬遠されているとか。中には陸に上がって石を投げられた人もいるらしい。セブ島に住んでいるフィリピン人のマイ・ガールフレンドにバジャウ族のことを聞いてみたら、「そもそも彼らのことをよく知らない。でも彼らのことをあまりよく知らずに非難しているフィリピン人も多い」とのことでした。hmm……。

さてさて、前置きが長くなりましたが、そんなバジャウ族へ潜入してきましたので(もうだいぶ前のことだけど)、ここでその時のことを書いてみたいと思います!

ホワンホワンホワンホワン……(回想)

セブ島のSMシーサイド近くにあるバジャウ族

僕が行ってきたバジャウ族は、このへんにあります。雑ゥ!!!

セブ島にはSMシーサイドと呼ばれている巨大なショッピングモールがありますが、ちょうどその裏を流れる川(SMシーサイド周辺は埋め立て地だから、正しくは海)沿いにバジャウ族の村はあります。意外と文明との距離は近いんです。聞けば、近年は環境汚染などにより魚が獲れなくなったため、漁だけで生活することが難しくなったのだとか。こちらのバジャウ族はセブ島最大・最安の市場「カルボン・マーケット」からも近いし、何かと便利そう。

バジャウ族に住む日本人

そしてこの村には、ヒロと呼ばれる日本人が住んでいます。年齢は僕ちんと同じ23歳(2019年現在)。高校を卒業する3日前に中退し、世界をぶらついているところでこのバジャウ族の存在を知り、実際に家を建てて住み着いてしまったとか。最強すぎだろ。今では奥さんと息子さんの3人暮らしをしているそうですよ。

そうそう、この前テレビにも出てました!秘儀・我が家のテレビ直撮り攻撃。

バジャウ族への行き方

バジャウ族への行き方。

①タクシーを捕まえ、「Gaisano Grand mall Jai Alai(ガイサノグランドモール ジャイ アヤライ)」と伝えます。ガイサノモールはセブ市内に複数存在するため、「ジャイ アヤライ」と付け加えるのを忘れずに!

②ガイサノモールに到着。タクシーを降りて、サイドカー付の自転車を捕まえます。そして「ナバ、バッジャオワン」と伝えてください。発音はそんなに気にしなくても通じると思います。所要時間5分、大体10ペソが相場。ぼったくってくるかもしれないから、出しても20ペソぐらいまでにしておきましょう。

③バジャウ族到着!

ね、簡単でしょう?早速行ってみましょう!

いざ、バジャウ族へ!

バジャウ族に住むヒロさんに会うことができました!もっと山賊っぽいやべえ奴想像してたけど、飾らない好青年だったよ!ただしお会いした瞬間、なにか彼の心の中にどっしりとした柱のようなものを感じた。意志の強さ、みたいなものかな? うまく言えないけど。穏やかな草原の中に燃え盛る炎みたいな……自分で言っててもわけわからん。まあ、こんな感じの好青年でしたよ!

写真はヒロさん宅到着後に撮ったもの。ぶれてるね、ごめんね。

まず、バジャウ族で最初に俺を待ち受けた試練がこれや。

ぎょえええええええええええ!!

なんか違う!想像してたんとちゃう!村の通路が板一本て!お前これ、ええ!ヒロさんの前を颯爽と歩くのは、彼の友人であるデンジさん。あった瞬間に「巨乳、でかいおっぱい」って日本語で謎の挨拶されたよ。彼はとにかくおもしろいやつだ。

このヤバい通路だけど、たまに板が割れて落ちちゃう人がいるとか。なむなむ。

やっほー。この村はとにかくちびっこが多い!そしてみんな人懐っこくてめちゃくちゃかわいい。村に足を踏み入れた瞬間、子ども達がたくさん集まってきた。「お兄さん名前は?」

「たかひろだよん」

「長いわ」

「たか、でいいよ」

「「「ばか!」」」

いやいや、そこだけハモらなくても。

記念にぱしゃり。みんなとにかく純粋。

海で遊ぶ子どもたち。カメラを向けたらはいポーズ。

さて、いつまでもキッズと遊んでもいられない。ヒロさんの家へGO!

写真はヒロさんとデンジさん、そして手前が奥さんのシャイマさん。

家に入った瞬間、心地良い風が胸を通り過ぎた。日本では浴びたことのない、自由の匂いがした。ヒロさんの家にはイグアナや鶏、犬など、たくさんの動物がいた。日が沈むと、みんなで一緒にビールを飲んで、グリーンマンゴーを醤油につけて食べた(これが意外とイケる)。デンジは日本語で「アル中、酒飲み、お好み焼き」とかなんとか言って僕に笑いかけた。家の向かいの草むらからは夏の虫の音が聞こえ(といってもこの国は年中夏なんだけど)、水面が音もなく月の光を映し出していた。隣の家からは楽しそうな音楽が聞こえてくる。そしてヒロさんの家では、なぜか『どうぶつの森』のとたけけの歌が流れていた。

村の中心から音楽が流れてくるのに気付いた。「行ってみる?」ヒロさんに連れられていくと、ダンサーたちが村の広場で踊っていた。音楽はバジャウの人々が即興でつくっているらしい。素晴らしいスキルだけど、彼らはその才能をこの小さい村でしか生かせていないんだなと少しさみしくなった。

ヒロさんはこの広場で、踊っているシャイマさんを見つけたらしい。人の縁ってどこで結ばれるかわからないから不思議よね。

この後、みんなで一緒にバーベキュー(日本で言う焼き鳥みたいな食べ物)を食べて、俺はみんなにさよならした。そういえば、そのあとすぐにスマホを盗まれたんだっけ。もっといろいろ写真撮ってたのに、あーあ。

さて、これは今から一年も前の話です。あの頃シャイマさんは妊婦さんだったけれど今は無事に男の子を出産。ヒロさんもテレビとかに度々取り上げられるほど有名人になっちゃった。ちょっと切ない感じだ。僕が去って割りとすぐに、ヒロさんは自分の船を嵐にさらわれたり、家が海に沈み建て直したりとトラブル続きだった。疫病神か俺は。

今でもたまに、あの時感じた風を思い出しては、なんとなく切なくなるたかひろでした。ちゃんちゃん。

セブに来ているみんなもぜひ、一度はバジャウに遊びに行ってみよう!ヒロさんのブログはこちらから。

http://hiromumatsuda.hatenablog.com/

↓俺の生態はこちら

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